慢性腰痛の人は食べ過ぎに注意?!満腹感を感じにくいことが判明!

慢性腰痛と満腹感

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【記事のポイント】
1. 慢性腰痛の人は、満腹感を感じにくい可能性が示された
2. 満腹感を感じにくい人は食べ過ぎてしまため、肥満に注意した方が良いかもしれない
3. 腰痛にも食べ過ぎによる肥満にも有酸素運動が効果的

みなさんは、ご飯を食べる時に、お腹がいっぱいになるまで食べなくても満足できますか?

また、このような満腹感と、慢性的な腰痛が関連していることをご存知ですか?今回ご紹介する報告では、慢性腰痛があるか否かによって、満腹感に違いがあるかを調査されました。

脂肪量の違うプディングと、濃さの違うジュースを用意

今回の研究には、慢性腰痛の持つ方18名と、腰痛のない健康な方19名が参加しました。

まずはじめに、痛みを感じるカラダの部位があるか、何かしら健康を害するような事は無いか、喫煙状況、腰痛になってからの期間が2年を超えていないか、を簡単に確認しました。この質問に該当した場合に、さらに詳細な確認を行いました。

満腹感を評価するために、参加者には4種類のプディングを食べてもらいました。プディングはそれぞれ、プディングの0%、1.6%、3.1%、6.9%の脂肪が含まれており、食べる順番はランダムにしました

満腹感は点数方式で評価しました。「全く空腹ではない」状態を0点、「これ以上の空腹を味わったことがない」状態を100点としました。

味覚の評価には、糖分の濃度が違う4種類のオレンジジュースを使用しました。砂糖の一種であるスクロースの濃度は、それぞれ0、0.018,0.1,0.56Mとしました。

美味しいと感じることに腰痛の有無は関係なし

さまざまなプディングとジュースを試した際に「おいしい」と感じることは、腰痛のある人もない人も大きくは変わりませんでした。

慢性腰痛の人は満腹感を感じにくい?!

さまざまな脂肪量のプディングを食べてもらった際に、全体的に慢性腰痛患者は、腰痛のない人と比べて、プディングを食べた時の満腹感が低いことが分かりました。これは糖分を変化させたジュースでは見られませんでした。

加えて、腰痛のない方はカロリーに応じて満腹度が変化しましたが、慢性腰痛患者では摂取カロリーによる満腹感は変化しませんでした。

つまり、慢性腰痛患者は、高脂肪で高カロリーなプディングでも満腹感が低い可能性が示されました。

慢性腰痛の人は食べ過ぎに注意!

今回の結果は、まだまだメカニズムがはっきりと解明されていませんが、慢性的な腰痛を有している方は、食べ過ぎにも気をつけた方が良いかもしれません

また、食べ過ぎは結果として肥満につながる可能性があります。今のうちから腰痛と肥満の両方を予防する方法として、「有酸素運動」が挙げられます。まずは家の周りを散歩してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

(山下真司)


▼ 参考文献
タイトル:Decreased food pleasure and disrupted satiety signals in chronic low back pain.
雑誌名:Pain. 2014 Apr;155(4):712-22
[PMID: 24384160]

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