イスの背もたれを正しく使って腰痛を予防しよう!

PC作業している男性

(c)Monet- Fotolia.com

【記事のポイント】
1. イスの背もたれを使用すると、”腰への負担”は減少する.
2. イスの背もたれを使用すると、腰の”不快感”も減少する.
3. 長時間使用するような普段使いのイスは、背もたれ付きがベスト!

デスクワーク中心の職業の方は、1日の多くをイスに座って過ごします。そのため、腰痛予防という観点からも、イスの機能やその正しい使い方は、デスクワークをする上で非常に重要となってきます。今回は、背もたれを使用することで腰の負担は減るのかどうかを検討した研究をご紹介します。

”背もたれの使用”は腰の負担を減少させるのか?

これまでに公開されたイスの背もたれの有無での腰への影響を検証した研究が検索され、ある一定の基準を満たした7つの研究の結果がまとめられました。
7つの研究いずれにおいても、同じ対象者が背もたれを使用した場合と使用しなかった場合での効果を比較しています。背もたれの効果として、”腰の不快感””体幹の筋肉への負担”が評価されました。

背もたれがあると、腰の負担は減少する

イスの背もたれがある方が、ない場合と比較して、背筋の負担が少なくなるという結果が得られました(中程度に信頼できるレベルの研究)。また、腰の不快感が減少するという結果も得られました(限定的に信頼できるレベル)。

なぜ背もたれがある方がいいのか?

腰痛がある人は、特に背筋が緊張している状態になっているケースが多く見られます。これは、筋肉が緊張することで、腰痛を感じているタイプの方です。そのような場合、背もたれを使用することで、緊張してカチカチになった背筋をリラックスさせてあげることが可能となります。

背もたれを活用しよう!

背もたれを使って、定期的に背筋を休ませてあげると良いかもしれません。普段からよく使用するイスは背もたれ付きのイスが良いでしょう。また、背もたれがあっても、座る部分の前方に座って背筋を伸ばして保っている方は、定期的に背もたれを使用すると良いかもしれません。ただ、もたれ過ぎてしまうと、気づかないうちにお尻が前にずってしまい、非常に悪い姿勢となってしまうので、注意が必要です。

もし、腰の反りが強く、背もたれとの間に隙間が空いてしまう方は、タオルやクッションなどを腰の沿っている部分と背もたれの間にいれることで、背中全体を支えてあげましょう。すると、背中全体の筋肉の緊張もとれて、ドヨーンとしたような重だるい腰痛も軽減するかもしれません。

(坪井大和)


▼参考文献
Does Using a Chair Backrest or Reducing Seated Hip Flexion Influence Trunk Muscle Activity and Discomfort? A Systematic Review.
Hum Factors. 2015 Nov;57(7):1115-48.
[PMID: 26175544]

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
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