子供の腰痛予防のために推奨されるスクールバッグの重さとは!?

監修者青山朋樹 / 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 教授(医師、Ph.D)

ライター鈴木祐介 / 理学療法士 / 修士号

子供の腰痛

(c) milatas - Fotolia.com

【記事のポイント】
1. 子供が背負うスクールバッグの重さで、腰痛などの怪我を発症する可能性がある.
2. 推奨されるスクールバッグの重さ(荷物を含めた重量)は、体重の10〜15%以下であった.
3. 子供の健やかな成長のためにも、スクールバッグの重さに注意することが大切.

『こどもが腰痛を発症しやすい日常生活上の姿勢とは!?』でご紹介したように、近年では子供の腰痛が増え、課題視されています。生活習慣や食生活、普段の姿勢など、いくつか原因は考えられますが、子供が腰痛を発症する原因の一つとして、通学時に背負うスクールバッグ(ランドセルなど)の重さが関与しているという報告がされています。
それでは、子供の腰痛などの症状を予防するために、推奨されるスクールバッグの重さとはどのくらいの重さなのでしょうか。今回ご紹介する研究では、子供に推奨されるスクールバッグの重さは、体重の10〜15%以下であると報告されました。

子供の腰痛とスクールバッグの重さの関係を検討

今回の報告では、これまでに報告された子供のスクールバッグの重さと腰痛などの症状との関連を調査した医学論文を検索し、質の高い論文のみをまとめることで、その効果を検証しました。研究の対象年齢は18歳以下の子供です。

体重の10〜15%以下が基準に

研究の結果より、子供の腰痛などの症状を予防するために、推奨されるスクールバッグの重さ(荷物を含めた重量)は、子供の体重の10〜15%以下であることが認められました。ランドセルを背負う機会が多い小学生を例に取ると、小学生の平均体重が1年生で約20kg、6年生で約40kgなので、推奨される荷物の重さは(ランドセルの重さを1.3kgと設定した場合)、1年生で約1.7kg以下、6年生で4.7kg以下と考えられます

健やかな子供の成長を

成長期である子供が重すぎるスクールバッグを背負うのは、腰痛に限らず、身体に様々な悪影響を生じる可能性があります。特に、ランドセルを背負う機会の多い小学生は、骨格や筋肉も未発達のため、より注意が必要です。子供の健やかな成長のためにも、スクールバッグが重すぎないかどうか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

また普段の姿勢も体の不調につながりますので、『こどもが腰痛を発症しやすい日常生活上の姿勢とは!?』をチェックしてみてください。

(鈴木祐介)


▼参考文献
タイトル: Are children’s backpack weight limits enough? A critical review of the relevant literature.
雑誌名: Spine (Phila Pa 1976). 2004 Oct 1;29(19):2184-90.
[PMID: 15454714]

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
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子供の腰痛予防のために推奨されるスクールバッグの重さとは!?

【記事のポイント】
1. 子供が背負うスクールバッグの重さで、腰痛などの怪我を発症する可能性がある.
2. 推奨されるスクールバッグの重さ(荷物を含めた重量)は、体重の10〜15%以下であった.
3. 子供の健やかな成長のためにも、スクールバッグの重さに注意することが大切.

『こどもが腰痛を発症しやすい日常生活上の姿勢とは!?』でご紹介したように、近年では子供の腰痛が増え、課題視されています。生活習慣や食生活、普段の姿勢など、いくつか原因は考えられますが、子供が腰痛を発症する原因の一つとして、通学時に背負うスクールバッグ(ランドセルなど)の重さが関与しているという報告がされています。
それでは、子供の腰痛などの症状を予防するために、推奨されるスクールバッグの重さとはどのくらいの重さなのでしょうか。今回ご紹介する研究では、子供に推奨されるスクールバッグの重さは、体重の10〜15%以下であると報告されました。

子供の腰痛とスクールバッグの重さの関係を検討


今回の報告では、これまでに報告された子供のスクールバッグの重さと腰痛などの症状との関連を調査した医学論文を検索し、質の高い論文のみをまとめることで、その効果を検証しました。研究の対象年齢は18歳以下の子供です。

体重の10〜15%以下が基準に


研究の結果より、子供の腰痛などの症状を予防するために、推奨されるスクールバッグの重さ(荷物を含めた重量)は、子供の体重の10〜15%以下であることが認められました。ランドセルを背負う機会が多い小学生を例に取ると、小学生の平均体重が1年生で約20kg、6年生で約40kgなので、推奨される荷物の重さは(ランドセルの重さを1.3kgと設定した場合)、1年生で約1.7kg以下、6年生で4.7kg以下と考えられます

健やかな子供の成長を


成長期である子供が重すぎるスクールバッグを背負うのは、腰痛に限らず、身体に様々な悪影響を生じる可能性があります。特に、ランドセルを背負う機会の多い小学生は、骨格や筋肉も未発達のため、より注意が必要です。子供の健やかな成長のためにも、スクールバッグが重すぎないかどうか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

また普段の姿勢も体の不調につながりますので、『こどもが腰痛を発症しやすい日常生活上の姿勢とは!?』をチェックしてみてください。

(鈴木祐介)






▼参考文献
タイトル: Are children's backpack weight limits enough? A critical review of the relevant literature.
雑誌名: Spine (Phila Pa 1976). 2004 Oct 1;29(19):2184-90.
[PMID: 15454714]


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