ガーデニングや家事の際には腰痛に注意が必要!

山下真司 / 理学療法士 / 修士号(医学)

ガーデニングや家事と腰痛の関係

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【記事のポイント】
1.慢性腰痛には年齢やライフスタイルが関連している可能性がある!
2.過度なガーデニングや家事に費やした時間の長さは慢性腰痛と関連していた。
3.長時間の作業は避け,適宜休息をとることが大切である。

腰痛はいかに慢性化を防ぐことができるかが重要となります。慢性腰痛には年齢や遺伝,生活習慣など様々な要因が関わっています。その中でも今回は特に家での活動にフォーカスした研究結果をご紹介したいと思います。今回ご紹介する研究では,ガーデニングや家事を行っている時間と慢性腰痛との関連が報告されました。

双子のみを対象とした研究

今回の研究では,対象者の遺伝的要因を考慮するために、対象者を双子に限定した”co-twin control design”を用いました。

今回の研究ではオーストラリア在住の成人の双子888組を対象としました。慢性腰痛やライフスタイルに関してはアンケートにて調査しました。
双子のうちどちらか一方、もしくは双方に慢性腰痛を認めたのは対象者のうち105組でした。そのうち、どちらか一方にのみ腰痛を認めた双子は38組(一卵性双生児:20組, 二卵性双生児:18組)でした。
これら38組の双子を対象に更なる解析を行うことで、遺伝的要因を考慮した上での結果を求めました。

過度なガーデニングと家事の時間が腰痛リスクを高めた!

38組の双子をさらに解析した結果,過度なガーデニングや家事に費やした時間が長い人は短い人よりも6.5倍も慢性腰痛である確率が高くなっていたことが明らかとなりました。

ガーデニングや家事の際には適度な休憩を!

今回の研究から,慢性腰痛には遺伝的な要素と,ガーデニングや家事といったライフスタイルが関連していることが示されました。

とはいえ、せっかくの趣味のガーデニングを我慢したくもないし、家事はやめたくてもやめられないでしょう。これらの活動を制限するのではなく、負担が大きいことを知った上で対策をすることが重要です。
腰の負担を減らすために、適宜休憩をはさみ腰を休ませてあげたり、これらの活動をする際に前かがみや中腰、腰のひねりなどをし過ぎないように意識するだけでも十分リスクは減らせるでしょう

(山下真司)


▼ 参考文献
タイトル:Heritability and lifestyle factors in chronic low back pain: results of the Australian twin low back pain study (The AUTBACK study).
雑誌名:Eur J Pain. 2014 Nov;18(10):1410-8.
[PMID: 24733726]

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