腰痛に悩まない!低反発・高反発マットレスの選び方を徹底解説!

マットレスと腰痛

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【記事のポイント】
1. なぜ寝起きで腰が痛くなるのか?
2. どんなマットレスが腰痛に適しているのか?
3. 低反発、高反発マットレスの特徴
4. 今のマットレスが自分に合っているのかをチェックするポイント

朝目覚めると、腰が痛い、重だるい、起き上がりにくいと感じたことはありませんか?

この原因としては、布団やベッドのマットレスが合っていない、寝方が悪い等の要因が考えられます。

その中でも、今回はマットレスに焦点を当て、腰痛による睡眠の悩みを改善するためには、どのようなマットレスを選べばよいのかを詳しく解説していきます。

なぜ寝起きで腰が痛くなるのか?

起床時に腰が痛くて動きにくいという体験は、腰痛を経験したことのある方であれば多くの方が経験したことがあると思います。

では、なぜ寝起きで腰が痛くなるのでしょうか。

これは、寝るときの姿勢に問題があるかもしれません。

例えば、寝ている時の姿勢が悪ければ、寝ている間は腰の筋肉が緊張したままになってしまいます。寝ている間も筋肉が緊張したままだと血流が悪くなり、筋肉の疲労がとれにくくなります。それにより、寝起きから、腰は重だるく、鈍い痛みを感じることがあります(詳しくは「腰の痛みで仰向けで寝られない!改善するための2つのポイント!」をご覧ください)。

寝起きで腰が痛い場合は、いかにカラダがリラックスした状態で眠れる環境を作れるかを考えましょう。

どんなマットレスが腰痛に適しているのか?

では、リラックスした状態で眠るためにはどんなマットレスがよいのでしょうか。

マットレスのタイプによって、腰痛に及ぼす影響は異なるのかについて検証した研究があります。

その研究の結果においては、ウォーターベッドや体幹適合型マットレスの方が、硬性マットレスよりも、慢性腰痛に有益であったことが明らかにされたとしています(詳しくは「腰にやさしいマットレスの特徴」をご覧ください)。

これは高いエビデンスレベルの研究(信頼性の高い研究)であり、その他の類似の調査においても、「硬すぎるマットレスは、腰痛には不利である」ことが示されています。

つまり、極端な話、床で寝ることは、腰痛の方にはおすすめできないということになります。

低反発、高反発マットレスの特徴

マットレスには大きく分類して、低反発高反発のマットレスがあります。それぞれの特徴について解説していきます。

低反発マットレス

低反発マットレスは、反発力が低いのが特徴です。上に物を乗せるとゆっくりと沈み込み、ゆっくりと戻るイメージです。

低反発マットレスのメリットは、カラダを包み込むような寝心地のよさです。カラダが沈み込むために寝返りの回数も抑えてくれることもメリットとされており、体圧(体にかかる圧力)分散にも優れています。

しかし、デメリットとしては、低反発のため姿勢が崩れやすいという点です。仰向けで寝る際も、横向きで寝る際も、どちらの場合であっても背骨のカーブを大きくする力を助長してしまいます

高反発マットレス

逆に高反発マットレスは、低反発マットレスと同じように沈み込みますが、一定のところでストップして元に戻ります。低反発に比べて反発力が高いために高反発と呼ばれています。

高反発マットレスのメリットは、立ったままの姿勢に近い状態で寝られるため、理想的な姿勢で寝られるということです。また、マットレスが高反発のため、寝返りをサポートしてくれることも良い点です。寝返る際に必要な力を最小限に抑えてくれます。

高反発マットレスのデメリットは、低反発マットレスに比べて体圧分散に優れていないため、長時間同じ姿勢で寝ることは困難であり、寝返りを打つ回数が増えてしまうという点です。

今のマットレスが自分に合っているのかをチェックするポイント

ここまでのお話で、自分に合ったマットレスを使うだけで腰痛が改善する可能性があり、そのマットレス選びも腰痛に関係することは、ご理解いただけたと思います。

では、今のマットレスが自分に合っているのか、気になりませんか?
チェックするためには知っておくと良いポイントは2つあります。

1つ目は自分の腰痛タイプを知ること、2つ目は体重でマットレスを考えることです。

自分の腰痛タイプを知る

なぜ自分の腰痛がどんなタイプか知る必要があるのでしょうか?

それは、腰痛には様々なタイプがあり、そのタイプによって対策が異なるため、マットレスの合う合わないも腰痛タイプによって左右されるためです。

自分の腰痛がどんな姿勢や動きで悪化したり軽減したりするのか、知っていますか。今からでも遅くないので、ここで確認していきましょう。

腰痛タイプを簡単に大きく分けると、腰を曲げて痛くなるのか、腰を反って痛くなるのかになります。それぞれについて解説していきます。

①腰を曲げると痛くなる腰痛

腰を曲げると痛みが強くなる方は、硬めのマットレスや高反発マットレスをおすすめします。

柔らかいマットレスや低反発マットレスであれば、体の中心である体幹部が沈んでしまい、自然と腰を曲げる方向へ助長してしまうからです。それにより、朝方になると腰に痛みを感じることが多くなる恐れがあります。

腰を曲げると痛くなる方は、以下のような特徴があるのでチェックしておきましょう。


■ 前屈みになると腰が痛くなる
■ 座っているよりも立っているほうが楽である
■ 長時間座っていると腰が痛くなったり、お尻や足が痺れてくる
■ 落ちているものを拾いにくい

このような経験をお持ちの方や、以下のように言われた方もこのタイプの腰痛であることが多いです。


■ 腰椎椎間板ヘルニア
■ 腰椎椎間板症
■ 筋筋膜性腰痛

②腰を反ると痛くなる腰痛

腰を反ると痛みが強くなる方は柔らかいマットレスや低反発マットレスがおすすめです。

硬いマットレスや高反発マットレスであれば体幹部が沈まないために腰が反ったままになってしまい、寝起きに腰に痛みを感じたり、動きにくくなる恐れがあるからです。

対策としては、仰向けで寝る際に太もも下にクッションを入れると楽になる場合があります。足の付け根が少し曲がることで、腰の反りが軽減してリラックスできるからです。

腰を反ると痛くなる人は、以下のような特徴があるのでチェックしておきましょう。


■ 立っていると腰が痛くなってくる
■ 歩くよりも自転車をこぐほうが楽である
■ 座ることで腰の痛みが和らぐ
■ カラダをまっすぐにして寝ると腰が痛くなり、脚の付け根を曲げると楽である

このような経験をお持ちの方や、以下のように言われた方もこのタイプの腰痛であることが多いです。


■ 腰部脊柱管狭窄症
■ 椎間関節性腰痛
■ 変形性腰椎症
■ 腰椎分離症、腰椎すべり症

体重でマットレスの硬さを決める

体重もマットレスが合っているかを考える際のポイントになります。

①体重の重い方

体重の重い方は、硬めのマットレスを選ぶことがおすすめされます。

体重が重いため、柔らかいマットレスではカラダが沈み込んでしまうため、安定感が保たれません。それにより姿勢を保つために筋肉が緊張し、結果リラックスできない状態となってしまうからです。

②体重の軽い方

体重の軽い方は、柔らかいマットレスを選ぶことがおすすめされます。

体重が軽いため、硬いマットレスではカラダがマットレスにフィットせず、浮く部分が出てくるためです。浮いている部分は筋肉が緊張しやすく、リラックスできない理由となります。

まとめ

このように、ベッドのマットレスは万人に合うものはなかなか無く、自分の腰痛タイプや体重に合わせて選ぶ必要があります

ここまで読んでいただければ分かるように、低反発でも高反発でもそれぞれにメリット・デメリットがあり、柔らかずぎも硬すぎもよくないということです。

この記事を参考に、自分のカラダとうまくフィットするマットレスを探してみてください。

(諸麥 友博)

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
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