痛いのは腰だけじゃない!腰以外にもあちこち痛い人の特徴とは?

腰以外にも痛い所がある人の特徴

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【記事のポイント】
1. 腰だけが痛い人と、腰だけでなく他にも痛みがある人の特徴を比較した。
2. 他の部位にも痛みがある人の方が、長期間症状が出て、より日常生活に支障をきたす傾向にあった。
3. 他の部位にも痛みの出やすい人にはいくつかの特徴があった。

腰痛に悩んでいる人の中には、腰だけでなく、他にも首や肩などに痛みを感じ、何でこんなに色んな所が痛いんだろうと思う方も多いのではないでしょうか。

最近の研究では、色々な所が痛くなりやすい人には、ある特徴があるということが、少しずつ分かってきています。今回はその一つとして、他の研究では一緒に考えがちな腰だけが痛い人腰以外の他の所にも痛みを抱えている人にはどんな違いがあるのかを比較した研究をご紹介します。

腰痛のみの人と腰以外にも痛みがある人を比べてみた

今回の研究の対象は、18ヶ国(世界各地域から選抜されて日本も含まれている)、47の職業(主に看護師、オフィスワーカー、繰り返し重いものを持ち運ぶ職業の人)、合計12,197名(35%が男性)でした。

アンケートを用いて、腰、首、左右の肩、肘、手、足全体の痛みが調査され、腰痛がある人には追加の質問として、痛みの持続期間、坐骨神経痛の有無、日常生活の制限の有無、受診や休職状況精神的な状態などの情報が収集されました

また、14ヶ月後に、参加者は腰痛に関する質問に再度回答しました。

腰以外にも痛みを抱えている人の方が症状が重かった!

アンケートの結果、609名(4.9%)が腰部のみの痛みを訴え、3820名(31.3%)が腰以外にも痛みを訴えました。特に腰以外にも痛みがある人の中でも、坐骨神経痛と思われる症状の方が一番多かったです。アンケートの結果から腰部のみの人と比べて、腰以外にも痛みがある人に多かった特徴は下記の通りです。


■ 頻繁に痛みに悩まされる
■ より日常生活を制限されやすい
■ 過去12ヶ月でより医者にかかる回数が多い
■ 過去12ヶ月で痛みにより仕事を休むことが多い

 

これらの結果から、腰以外にも痛みを抱えている人は、重症である傾向が示されました。

腰以外にも痛みがある人の傾向とは!!

腰部のみに痛みのある人と比べた時に、腰以外の場所にも痛みの出やすいリスクファクターとして以下の項目があげられました。


■ 女性
■ 高年齢(今回の研究では30歳以上から男女にて差がみられた)
■身体化徴候:精神的ストレスの影響が身体に出やすいこと(めまい、心臓または胸の痛み、吐き気、呼吸困難または異常な寒さか暑さを感じる)
■ 不安定な精神状態
■ 仕事においての時間的プレッシャー

 

普段の気持ちのリフレッシュが痛みを軽減するのにも繋がってくる!

今回の結果から、腰部以外にも痛みの出る人は、重症な傾向があり、精神的な要因が関連していることが明らかとなりました。

そのため、それらを防ぐまたは改善するために、日頃の気持ちの持って行き方も重要となってきます。気持ちのリフレッシュも腰痛に効果的であると、『遊園地に行くと腰痛が軽減する!?』でも紹介されています。もしストレスを感じることがあったら腰痛の有無に関わらず、思い切り楽しんで、気分を変えてみるのも将来の予防に繋がってくるかもしれません。

(野澤涼)


▼ 参考文献
タイトル:Epidemiological Differences Between Localized and Nonlocalized Low Back Pain.
雑誌名:Spine (Phila Pa 1976). 2017 May 15;42(10):740-747.
[PMID: 27820794]

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