腰の関節を丈夫に保つために摂取すべきものとは!?

和食

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【記事のポイント】
1. 腰の関節は年齢とともに衰える.
2. 魚や卵を多く摂取していた方は、椎間関節が衰えにくい傾向にあった.
3. 腰の関節のためにも、不飽和脂肪酸が含まれた魚介類、肉類がオススメ.

Herniated disk concept and spine pain diagnostic as a human spinal system symbol as medical health problem and anatomy symbol with the skeletal bone structure and intervertebral discs closeup.

読者のみなさんは”椎間(ついかん)関節”というものをご存知でしょうか?これは腰の関節のことで、腰の骨の間にある関節のことを示します(上図の赤い部分)。この椎間関節は、30歳を越えると徐々に衰えてくることが明らかにされており、椎間関節の衰えも腰痛の発症に関連していると報告されています。それでは、椎間関節の衰えを少しでも予防するためには、今日からどのような生活を送ればいいのでしょうか。

今回ご紹介する研究では、魚と卵を多く食べている方は、椎間関節が衰えにくい傾向があることが報告されました。

椎間関節と食事との関係とは?

この研究では、腰痛を理由に外来に受診した16名の患者を対象とし、以下の調査を行いました。

□ 椎間関節の画像検査(MRI)
□ 腰痛の程度(痛み、腰痛に伴う日常生活の障害)
□ 喫煙歴、飲酒習慣の有無
□ 食事習慣(水、塩分、卵、乳製品、パン、魚などの摂取の有無)

そして、これらの結果を対象者ごとに比較しました。

魚と卵を多く食べている者は、椎間関節の衰えの程度が低かった

本研究の結果、椎間関節の障害の程度と、魚と卵の摂取量との間には、弱い関係性が認められました。すなわち、魚と卵を多く食べている方は、他の方に比べて、椎間関節が衰えていないと考えることが出来ます。著者はこの結果に関して、魚や卵に含まれる”不飽和脂肪酸”が、椎間関節に良い効果を及ぼしたのではないかと考察しています

不飽和脂肪酸が含まれる食べ物とは

不飽和脂肪酸とは、血液中の余分なコレステロールを減らしたり、血の塊である血栓を予防するなどの効果が期待されている栄養素です。この不飽和脂肪酸には、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があり、後者は体内で作れないため、必須脂肪酸と言われています。

必須脂肪酸である多価不飽和脂肪酸が多く含まれている食べ物の代表は下記です。

□ しそ
□ ほうれん草
□ さんま
□ さば
□ イワシ
□ ごま油
□ 肉類
□ 卵

これらを摂取することで、腰痛の予防以外にも、高血圧・動脈硬化の予防、アトピー改善、生理痛改善、記憶力アップ、便秘の改善などの効果が期待できます。
腰痛予防以外にもメリットが数多くありますので、ぜひ、魚介類や肉類、ごま油などを日常の料理の中に取り入れてみてください。

(鈴木祐介)


▼参考文献
Association between nutritional status and Modic classification in degenerative disc disease.
J Phys Ther Sci. 2016 Apr;28(4):1250-4.
[PMID: 27190462]

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