無意識にしているかも!?腰に良くない家での過ごし方

監修者青山朋樹 / 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 教授(医師、Ph.D)

ライター坪井大和 / 理学療法士 / 修士号(保健学)/ 日本学術振興会 特別研究員 / メディア編集長

腰痛と姿勢の関係

(c) Alexander - Fotolia.com

【記事のポイント】
1. 家では気が抜けるため、姿勢も崩れやすい.
2. テレビやコンピュータを使用している際に悪い姿勢を取っていると腰痛になりやすい.
3. まずは背中が過度に曲がったり、反りすぎたりしないように心がけよう.

皆さんは家でどのようにして過ごすことが多いでしょうか?料理をしたり、テレビを見たり、ネットサーフィンをしたり、ゆっくり本を読んだりと、自由に時間を使うことができるのが家です。
今回ご紹介する研究では家での過ごし方が腰痛と関係している可能性が示されました。

高校生の家での過ごし方と腰痛の関連を調査

ブラジルのリオデジャネイロの高校生1,102人が研究対象となりました。
高校生には、家にいるときの姿勢(イラストを選択)やテレビの視聴時間、コンピュータ(デスクトップとノートパソコン)の使用時間、ビデオゲームの視聴時間、腰痛の有無や重症度などに関する質問に回答してもらい、どのような過ごし方が腰痛と関連しているのかが調査されました。

約5割の高校生が腰痛だった

高校生の46.8%が腰痛になっていました(急性腰痛[発症から4週間未満]は28.6%, 慢性腰痛[発症から3ヶ月以上]は18.2%)。腰痛を理由に23%の高校生が薬を服用していて、8.2%が授業を欠席し、8.2%が受診していました。

急性腰痛との関連

ベッドに座った状態でテレビを見ている者は2.14倍、ノートパソコンをベッドで寝そべった状態で使用している者は2.26倍に、急性腰痛のリスクが高くなっていました。

慢性腰痛との関連

テレビを見るときにズレ落ちたような姿勢で見ている人は慢性腰痛である確率が3.22倍、デスクトップ型のコンピュータを椅子からズレ落ちたような姿勢で使用している人は慢性腰痛である確率が1.7倍高くなっていました

家での姿勢も気にしよう!

家は他人の目も無いため、くつろぎの空間となり、姿勢を良くしようという意識は自然と薄れやすいでしょう。しかし、あまりにも腰に負担のかかる姿勢をとり続けていると、その負担が腰痛の引き金となってしまうかもしれません。家でもずっとピシッときれいな姿勢を保たないといけないという訳ではありませんが、まずは背中が過度に曲がったり、反ったりしてしまわないように心がけましょう。

(坪井大和)


▼参考文献
タイトル:Association between home posture habits and low back pain in high school adolescents.
雑誌名:Eur Spine J. 2015 Mar;24(3):425-33.
[PMID: 25212451]

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
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