腰の痛みを治りやすくするポイント!

監修者青山朋樹 / 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 教授(医師、Ph.D)

ライター諸麥友博 / 理学療法士 / 第1種衛生管理者 / 作業管理士

ソファーで腰痛に悩む男性

(c) Andrey Popov - Fotolia.com

【記事のポイント】
1. 心理面が腰の痛みに影響を及ぼす!
2. 腰の痛みがあっても安静にしない!
3. できることを探す!痛くない時間を作る!

多くの方が人生で一度は腰痛を経験したことがあるのではないでしょうか?
その腰の痛み、今でもたまに感じるという方も多いのではないでしょうか?
腰の痛みが慢性化してしまうと、何が原因で腰の痛みを感じているのかわかりにくくなってしまいます。
そして、病院や整形外科にいってもはっきりとした原因はわからず、マッサージや電気などの物理療法を受けてもなかなか改善しない。
そうなる前に、またはなってしまっているのであればこれからどうすればいいのかを解説していきます。

心理面が痛みに影響を及ぼす!

近年、心理面が腰の痛みに影響を及ぼすという報告が多くされています。これは腰には大きな問題がないのにもかかわらず、ずっと痛みを感じてしまうということです。
病院や整形外科を受診し、そこでのレントゲンやMRIなどの検査結果から「あなたの腰痛はこんな腰痛です!」と言われれば、誰もが信用すると思います。
しかしその反面、医師などの発言内容によっては、「私の腰痛は治らない」、「もう諦めた」、「どうせまた痛くなる」などと腰痛に対してネガティブになってしまうことがあります。そうなってしまうと本当の原因が見えなくなり、腰の痛みを慢性化させてしまう人は多いように感じられます。
しかし、そう思い込んでいるうちは、なかなか腰の痛みを和らげることは難しいかもしれません。
心理面が腰の痛みに影響を及ぼすことを知り、できるだけポジティブに活動してみてはいかがでしょうか?
前向きな気持ちを持つことは”腰痛改善”に効果的?』や『ネガティブな考えは腰痛改善の大敵!?』が参考になるかもしれません。ぜひご一読ください。

腰の痛みがあっても安静にしない!

慢性化してしまった(発症から3か月以上経過している)腰痛に対して、2012年に発表された腰痛診療ガイドラインでは運動することが強く推奨されています。これは、日本よりもガイドラインが先に発表されているオーストラリア、イギリス、アメリカ、カナダでも同じことが言われており、痛みがあってもできるだけ日常生活の活動性を維持することが推奨されています。また、可能であるならば仕事復帰に関しても早期に復帰することを推奨しています。
これは、安静にすることで悪くないところまで弱らせてしまい、逆に動きにくくなったり、また痛みが再発してしまうのを防ぐためです。
痛めているのは腰だけの話であって、その他の手や足は何も痛めていません。
安静により腰の痛みは一過性に和らぐこともあるかもしれませんが、筋肉が弱くなることで、動き出すと以前よりも腰に負担をかけてしまい、再び腰に痛みを感じるという悪循環に陥る可能性が高くなります。

できることを探す!痛くない時間を作る!

では、腰の痛みが和らがない、再発しやすくなる悪循環を断ち切るためにはどうしたらよいのでしょうか。
それは、腰の痛みがあってもできることは何なのか、痛みが出るかもしれないという不安を感じない状態(姿勢や動き)を認識して、いかに緊張しなくていい時間を作れるかということです。
これを認識している人としていない人では、回復の速さは大きく異なってきます。
今の自分ができる運動は何なのかを理解することで、その運動で使う筋肉を弱化させないことにつながります。
そして、運動することによって、血の巡りもよくなり、腰の痛みや疲れを和らげることもできます。
また、緊張しない時間を作ることで、筋肉が硬くならないようにし、筋肉の休憩や血の巡りが悪くならないことにつながります。
つまり、安静にせずにできる範囲で運動することで、痛みを和らげられる可能性があるということです。

腰の痛みがあることでネガティブな気分になるのは誰しもです。しかし、そのネガティブな気持ちがかえって腰の痛みを助長し、どんどん治りにくい状態へと変わってしまいます。
そうなる前に、できるだけ前向きに考え、できることはないのか、楽な姿勢や動きはないのかを認識し、できるだけ普段通りに生活を送ることを心がけるようオススメします

(諸麥友博)

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
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