あなたの腰痛のタイプは何タイプ!?

坪井大和 / 理学療法士 / 修士号(保健学)/ 日本学術振興会 特別研究員 / メディア編集長

腰痛にはタイプがある

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【記事のポイント】
1. 腰痛はいくつかのタイプに分類することができる.
2. 足に痛みを伴う腰痛は健康状態が良くない人ほど、なりやすい可能性がある.
3. 腰痛は生活習慣病の一つと捉えて、まずは簡単に変えられることから始めよう.

腰痛は一概にひとつと捉えるのは危険で、いくつかのタイプに分類することができます.
今回は、腰痛のタイプ別での原因の違いを検討した研究をご紹介します。あなたはどの腰痛のタイプになりやすい特徴を持っているかチェックしてみてください.

腰痛を4つのタイプに分類

今回の研究には、カナダの220箇所の医療機関から18歳以上の1020人の腰痛患者が参加しました.
対象者は以下の4つのタイプに分類されました。

■ タイプA:腰を前にかがめて痛くなるタイプ
■ タイプB:腰を後ろに反らして痛くなるタイプ
■ タイプC:足に痛みが持続的に出ているタイプ
■ タイプD:足に痛みが出たり、おさまったりを繰り返すタイプ

各腰痛タイプの特徴

タイプAとBにおいては、女性が多く占めていることがわかりました.
タイプBとDにおいては、年齢が高く、様々な病気の合併症の数が多いことが明らかになりました.
タイプCとDにおいては、体重が重い/肥満の人が多く、健康状態が悪い人の割合が多いことが明らかになりました。

他の要因を考慮した結果

タイプB:年齢が上がると約1.02倍、合併症の数が増えると1.14倍の確率でなりやすいことが明らかになりました.
タイプC:女性と比較し、男性であることは1.64倍、過体重/肥満の人は1.74倍の確率でタイプCになりやすいことがわかりました. 健康状態が良くなると0.40倍の確率となり、このタイプCの腰痛には、なりにくいことが明らかにされました.
タイプD:女性と比較し、男性であることは1.87倍、過体重/肥満の人は1.91倍、年齢が上がると1.06倍の確率でなりやすいことが明らかになりました.

まずは簡単に変えられるところから

特に体重が重い/肥満、合併症などの一般的な健康状態が悪い人ほど、足に痛みを伴う腰痛タイプになりやすい可能性が示されました.
肥満や健康状態は、生活習慣が非常に重要になってきます. そのため、まず変えられることは、運動習慣や食事習慣などの生活習慣の改善であり、腰痛は筋肉や骨の問題だけと考えずに、生活習慣から見直すようにすると、腰痛に伴う足の痛みなどの重症化は予防できるかもしれません。

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(坪井大和)


▼参考文献
タイトル:Differences among primary care patients with different mechanical patterns of low back pain: a cross-sectional investigation.
雑誌名:BMJ Open. 2016 Dec 7;6(12):e013060.
[PMID: 27927661]

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
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