『睡眠の質の悪化』は急性腰痛を悪化させる

監修者青山朋樹 / 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 教授(医師、Ph.D)

ライター鈴木祐介 / 理学療法士 / 修士号

睡眠中の女性

(c) Fotolia.com

腰痛にお悩みの方で、寝つきが悪い、あまりぐっすり眠れない、などという睡眠に関しての悩みを持っている方は多いと多います。いくつかの研究では、腰痛を持つ方の50〜60%に、何らかの睡眠の障害があったと報告されています。それでは腰痛と睡眠の質にはどんな関係性があるのでしょうか?
今回ご紹介する研究では、睡眠の質が低下することで、急性腰痛(発症から4週間以内)の痛みの程度が悪化すると報告されました。

睡眠の質が低下することで急性腰痛が悪化する

この研究では、急性腰痛患者1246名を対象として、睡眠の質と腰痛の痛みの強さをアンケートにて調査し、両者の関係性を検討しました。
その結果、睡眠の質が低下するたび、痛みの強さが悪化することが明らかになりました。
この睡眠の質が腰痛に与える影響は、他の腰痛に関わるリスク要因とは独立して影響するものでした。

この結果より、睡眠の質の低下と急性腰痛の痛みの悪化は、強く関係していることが認められました。

腰痛がつらい方は、一度睡眠を見返してみる

睡眠の質は様々な要因に影響されます。腰にやさしいマットレスの特徴でも紹介したように、腰痛があり睡眠の質に関してお悩みの方は、自らの寝具を見直してみることも大切かもしれません。また、就寝前のパソコン・スマートフォンの多用や運動不足も、睡眠の質を低下させると言われています。
腰痛をお持ちの方は一度自分の睡眠に着目してみて、あまり満足な睡眠を取れていない場合は、自分の生活の中で改善出来そうな部分から見直してみてはいかがでしょうか。

(鈴木祐介)


Poor sleep quality is strongly associated with subsequent pain intensity in patients with acute low back pain.
Arthritis Rheumatol. 2014 May;66(5):1388-94.
[PMID: 24782195]

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