くしゃみと腰痛の意外な関係とは!?

くしゃみをしている女性

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【記事のポイント】
1. からだを屈めながらくしゃみをすると腰への負担が大きい.
2. 手を机に着くと、腰への負担は半減する.
3. くしゃみが出そうになったら、壁や机に手をつきながら.

誰もがしたことのある”くしゃみ”ですが、腰が痛い人にとっては結構きついものです。
今回はくしゃみが腰にどの程度、負担かけているかという疑問を明らかにしようと試みた医学研究について紹介します。

くしゃみの仕方で腰への負担が変わるのか

背骨や腰の痛みを経験したことのない健常の若年男性12人(平均年齢23歳)が研究の対象となりました。
3次元動作解析装置という機器を用いて、下記の3条件にて腰にかかる負担を測定しました。
合わせて、各条件での腹筋と背筋の活動の違いも検証されました。
くしゃみを出すためには、ティッシュを丸めた”鼻こより”を使いました。

1) 通常:通常のくしゃみ(体をかがめるようにしてするくしゃみ)
2) 直立:直立で腰を曲げないようにした状態でするくしゃみ
3) テーブル:両手をテーブルについた状態でするくしゃみ

どの方法が腰への負担が少なかったのか

『直立』または『テーブル』の条件で行った場合に、『通常』と比べて、腰への負担が半分にまで減少していました。通常の場合の腰への負担は、おおよそ20kgの荷物を直立でもった状態に相当し、普通に立った状態での腰への負担の3~4倍程度となっていました。

どの方法が筋肉の活動が少なかったのか

『通常』と『テーブル』の条件で行った場合に、『直立』と比べて、腹筋および背筋の活動が少なくすんでいました。

くしゃみが出そうになったら壁か机に手をつきながら

くしゃみによって腰痛を発症したり、悪化したりしてしまう可能性があります。そのため、くしゃみが出そうになったら、まずテーブル(または壁)を探して、両手をつくようにすると良いでしょう。近くにテーブルなどがない場合には、腰を曲げずに、背中を真っ直ぐに保った状態でするのが良いでしょう。

(坪井大和)


▼参考文献
Biomechanical analysis of low back load when sneezing
Gait Posture. 2014 Sep;40(4):670-5.
[PMID: 25149901]

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
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