「頭痛」と「集中力の低下」は関係している!

監修者青山朋樹 / 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 教授(医師、Ph.D)

ライター中塚清将 / 理学療法士

(c) bnenin - Adobe Stock

(c) bnenin - Adobe Stock

【記事のポイント】
1. 頭痛は世界の人口の約半数の人が抱える問題であり仕事にも影響を及ぼす
2. 頭痛がある人では、作業の切り替えの速さや反応の速さが低下していた
3. まずは自分の頭痛のタイプを知ることが重要

「頭痛があるときは、なかなか仕事に集中できない」と悩みを持つ方は少なくないと思います。

現在、世界で実に約46%の人が頭痛を持っているとされており、仕事の効率にも影響を及ぼすとされています(参考文献①、②)。

今回の記事では、頭痛がある人とない人では、集中力にどのような違いがあるのかについて調査した研究を紹介いたします(参考文献③)。

59名を対象にアンケートと集中力テストを実施

59名(平均年齢30.4歳 / 男性18名女性41名)を対象にアンケートと集中力に関するテストを実施しました。事前に頭痛があるかどうかを聞き、頭痛がある人24名とない人35名で能力テストの結果を比較しました。

アンケートでは、年齢や性別などの基本的な情報を収集しました。

集中力のテスト内容

集中力の検査では、パソコンを使った以下の6種類のテストで、「反応の速さ」「作業の切り替えの速さ」「情報の処理の速さ」を計測しました。
※集中力のことを医学的には「注意力」と呼ぶことがあります。ここではわかりやすさを重視して集中力と表記しています。

(c) BackTech Inc.

(c) BackTech Inc.

頭痛がある人は「反応の速さ」や「作業の切り替えの速さ」が低下している

研究の結果、頭痛がある人はない人に比べて、反応の速さと作業の切り替えの速さが遅いことがわかりました。この実験を行った研究者たちは、痛みによる脳の処理機能の低下によって注意力が低下したのではないかと考えていました。

まずは自分の頭痛を知ることから始める

一口に頭痛と言っても、その原因や対策は頭痛のタイプによって大きくことなります。

【意外と知らない】あなたの頭痛の原因とは?」では、頭痛の種類やその症状についてご紹介していますので、まずはご自身の頭痛がどのタイプに当てはまるかをチェックしてみましょう。

また、ポケットセラピストニュースでは、実際にタイプ別の頭痛対策も紹介していますのでこちらもご参照ください。

(中塚 清将)

この記事はいかがでしたか?

より皆さまに適した記事をお届けするために、アンケートにご協力ください。

質問① あなたの体の悩みを解決するために、どのような行動をとれば良いかわかりましたか? *

質問② 家族や友人があなたと同じように悩んでいた場合、この記事を勧める可能性はどのくらいですか? *

質問③ あなたは現在、医療従事者として働いていますか? *


▼ 参考文献①
タイトル:The global burden of headache: a documentation of headache prevalence and disability worldwide.
雑誌名:Cephalalgia
[PMID: 17381554]
▼ 参考文献②
タイトル:Correction: Anxiety and the severity of Tension-Type Headache mediate the relation between headache presenteeism and workers’ productivity
雑誌名:PLoS One. 2018; 13(8): e0202313.
[PMID: 30092039]
▼ 参考文献③
タイトル:Headache impairs attentional performance: a conceptual replication and extension
雑誌名:Journal of Pain
[PMID: 27742412]

  • *当記事は、健康に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解・治療法を支持・推奨するものではございませんので、ご了承ください。
  • *本サービスにおける医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではございません。そのため、本サービス上の情報や利用に関して発生したいかなる損害についても、弊社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。なお、診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関にて受診いただきますことをおすすめいたします。

あなたにあった腰痛予防があります!

腰痛予防マニュアル
無料ダウンロード 

腰痛といっても、人によってその原因も違えば、対策も変わってきます。その中でも特に職業は腰痛と密接な関係があります。そのため、職業ごとに適した対策をしていくことが重要となります。

  • デスクワークが多い人
  • 肉体労働が多い人
  • 立ち仕事が多い人
  • 運転をすることが多い人

それぞれの職業に合った対策を凝縮した『腰痛予防マニュアル』を早速ダウンロードして、今日から腰痛対策をはじめてみませんか?

メールアドレス



SNSで購読

こちらも読まれています