若いスタッフが多い会社だからこそ取り組んでいること 若いスタッフが健康に関心をもってもらうための対策 独自の保険組合を作った理由とは

左から池田さま、古賀さま、湯川さま、井坂さま

C&Rグループ健康保険組合
主たる母体企業名
【株式会社クリーク・アンド・リバー社】(東証一部上場)
事業内容
エージェンシー事業(エージェント業務、プロデュース業務、アウトソーシング業務、コンサルティング業務)
教育事業(ライツ事業、著作権及びコンテンツの管理・流通業務)。
設立
1990年3月20日
資本金
103,559万円
事業所
拠点 : 東京(本社)・大阪・札幌・仙台・大宮・横浜・船橋・高崎・名古屋・京都・神戸・高松・広島・福岡・熊本・那覇/
ソウル・上海・北京・ロサンゼルス
URL
https://www.cri.co.jp/

お話を伺った方

この度は、C&Rグループ健康保険組合 井坂さま、池田さま、湯川さま、古賀さまに詳しくお話を伺いました。

事業内容について

井坂様母体企業グループは、クリエイターをはじめとした15分野で活躍するプロフェッショナルを対象に、仕事の紹介、プロジェクトの組成、著作権・知的財産の収益化、教育の機会等を通じて、プロフェッショナルの方々が持てる力を最大限に発揮できる環境を提供し、その能力を通じてクライアントの企業価値向上に貢献することを目指しています。
AIなどによる省力化が進むことで、かえってプロフェッショナルのニーズは高まるのではないかと考えています。

従業員の健康課題に着目する理由を教えてください。

井坂様以前は総合健保に入っていたのですが、総合健保が行っている施策が独自のビジネスモデルである母体企業グループにマッチしているのかを考えたとき、独自の健保を作るという結論になりました。
平均年齢35歳で扶養率が0.25%という状態で、果たして総合健保に加入し続けることがよいのだろうかと疑問があったのです。

独自の健保を作るにあたって、何か取り組んでいることはありますか?

井坂様まだ3年目であり、どうやったら、「独自健保を作ってよかったよね」と言ってもらえるか模索している状況です。
母体企業においても従業員の健康に対して取り組むため、健康支援センターという組織を作って、保健師さんや産業医の先生方に頑張っていただいています。

保健事業での課題にはどのようなものがありますか?

池田様母体企業グループが全般的に若い社員が多い会社であることからも、ヘルスリテラシーが低い状況です。
また女性の割合が多いので女性としての健康の知識を広めていきたいです。

湯川様4月に入ったという事もあり、まだ細かくデータの分析ができてない部分があります。
ただ、先ほどの話にもあった通り、年齢的に若い社員が多い為、平均年齢が高い会社と比較して、酷い腰痛や高血圧といった問題を抱えている方は少ないです。
その為、まずはどんなニーズがあるのかを探ろうと考えています。

幸い今は大きな健康課題がそんなに無いので、リテラシー向上や働いていく上でどんなアプローチをすればより活き活きと働けるのかという部分を探っている最中です。
普通だったら課題を解決するのが先ですが、今の環境だからこそ、健康経営の真髄にそのままアプローチしていける良い環境だと感じています。

課題がそんなに無い今だからこそ、社員さんと一緒にニーズを探りながら、大胆に面白いアプローチが取れるのではと考えています。

なぜポケットセラピストを導入したのか

池田様肩こり・腰痛関連の不調が多い、それがメンタル不調との関連があるとのことから、ポケットセラピストを導入しました。ポケットセラピストの導入により効果があるかを見ていたのですが、結果、メンタル面などで高い改善効果がでており、現在のところ導入が成功しています。

ポケットセラピストの利用で症状がよくなる上、セラピストが一人一人に対してやりとりをしてくれるので、自分の日常生活や症状にあわせてカスタマイズできるので、家でも取り組みやすく、ハードルが低く感じています。またセラピストもフランクであり、最後までやり通すことができます。

ずっと痛い思いをしたり、マッサージに通ったりしたりすることを考えると随分と楽に続けることができるのです。このような状況が続くと、今後も利用者が増えるのではないかと思います。

整体や接骨院に通っていたがそれぞれの違いすらわからず、通っていても腰痛などが治らないことがありました。また痛みがなくなったとしても2~3日しか良い状態が持たないのがこれまでの課題でした。ポケットセラピストを導入し、健康と向き合うようになり腰痛の対策として運動をしようなどと、対策ができるようになったのです。

ポケットセラピストを使うようになって、整体や接骨院に通う必要がなくなった人もいるのです。それは自分の生活のなかで、自分の生活習慣や行動などが問題であることがわかったからです。

ポケットセラピスト導入により期待していること

古賀様私自身、実際にポケットセラピストを利用したところ、肩こりや腰痛などの痛みが解決し、その原因についても実は自分でコントロールが可能なこともあったと気づかされ、とてもよい気づきになりました。
肩こりや腰痛に特化しているイメージが強いですが、他の関節の痛みにも対応できる可能性があり、そのことは伝えても良いのではないでしょうか。

Fitbitを持っていればデータ連携できる点もありがたく、データをもとに相談しやすかったです。
ポケットセラピストニュースを見て勉強することもありますし、セラピストから「運動するのにこの動画をみたらいいよ」など自分の症状にそった運動の紹介をしてくれるのがとてもよかったです。

今後の保健事業含め加入者の健康増進施策の方針について

井坂様企業健保の責任は、健康な状態で後期高齢者制度に送り出す部分にあります。
プロフェッショナルが働きやすい環境を作るためには、健康がなければ力を発揮できないのです。元気でなければ、働けないし、能力を発揮できないのですが、若い人達にはまだまだその実感がないのが現状です。

若いからといって、無茶は禁物であり、社員の皆さまが活き活きと働いてもらうために、サポートをしていきたいと思っています。
今考えている方針は、3つです。

  • 健診受診率のUP
  • ヘルスリテラシーの向上
  • 当健保にマッチした保健事業の実施

今後の方針をもって締めくくっていただきました。