認知行動療法で“睡眠”のトラブルを整えるオンラインセミナー【イベントレポート】
近年のリモートワークの普及に伴い、社員の睡眠に関する問題は企業にとって大きな課題となっています。
当イベントレポートでは、さくらインターネット株式会社の従業員の皆様むけに開催した“睡眠”セミナーについてご紹介いたします。
実施したセミナーの内容や、担当者様・参加者の皆様からのご感想をまとめておりますのでぜひご一読ください。
“睡眠”セミナー実施の背景
さくらインターネット株式会社では、会社が「働きやすい」環境を提供し、そのなかで社員個人が「働きがい」を追求できることを理想として、働き方の多様性を実現するさまざまな取り組みをおこなっています。「働きやすさ」の観点ではリモートワークを前提とした働き方を採用し、業務フローも出社を前提としないものに再構築することで、場所に縛られずにどこでも活躍できる環境づくりを推進し、実際に約9割の従業員がリモートワークを実施しています。

一方で、リモートワークが続くと仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちで、夜遅くまでPCの画面を見続けたり、長時間座りっぱなしになることが多く、睡眠の質が低下するなどの課題がありました。
実際に、体調不良の社員と面談を行うと、睡眠の問題を抱えている方が非常に多く、社内での何気ない会話にも、眠りに関する悩みや話題が多い傾向がありました。
睡眠不足や質の低い睡眠は、日中の集中力や生産性の低下、体調不良につながり、眠れないことによってメンタルヘルスにも悪影響を及ぼしたり、仕事だけでなく日々の生活にも影響が出ることがわかっています。毎年、セルフケアに関する研修やセミナーを実施しているさくらインターネット株式会社ですが、社員のパフォーマンスやモチベーション向上、健康増進のためにも、今回は“睡眠”をテーマにしたセミナーの実施を検討されていました。
“睡眠”セミナーをご依頼いただいた決め手
健康に関するセミナーの企画をご担当されている、人事総務部の寺西様。
寺西様がセミナー内容を企画するための情報収集の中で、睡眠に適した環境や入浴などの正しい知識を身につけられるような内容のものは比較的見かけることがあったものの、「認知行動療法(CBT-I)」を活用した睡眠改善に関するセミナーはこれまで聞いたことがなかったとご興味をお持ちいただき、まずは人事担当者向けのセミナーにご参加されたことから、当社による従業員向け睡眠セミナーの実施につながりました。
健康施策ご担当の寺西様からのコメント:
睡眠に問題があっても、病院にかかるのは躊躇したり、服薬には抵抗がある方も多いと思うので、まずは薬に頼らず、自身で睡眠改善にむけて行動ができる内容になっており、実施を決めました。講師が理学療法士の資格もお持ちでいらっしゃることもあり、リラクセーションのストレッチも一緒に行っていただけるなど、参加してもらう社員に持ち帰ってもらえるものが多いと感じたのも決め手の一つです。
“認知行動療法”を活用した睡眠改善セミナーについて

今回、当社カスタマーサクセスチームで健康経営アドバイザーや理学療法士の資格を持つ松村が、セミナーを担当いたしました。セミナーの目的に「睡眠の質を左右する思考と行動のパターンを理解し、自身の睡眠習慣を振り返ることができる。」「睡眠トラブルを改善するための具体的なセルフケア方法を学び、日常生活に取り入れられるようになる。」を設定し、睡眠トラブルについての基礎知識から始まり、その日からご自身で取り組むことのできる複数の改善手法についての内容をお届けしました。

「1. 睡眠障害の種類と改善方法」のセッションでは、良い睡眠が取れていないことによる具体的な影響、入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒といった睡眠障害の種類や主な原因を解説し、ご自身の睡眠障害に適した治療法を見つけるヒントまで合わせてお伝えしました。
そして「2. 不眠に対する認知行動療法(CBT-I)のご紹介」のセッションでは、医学的にも効果が認められている認知行動療法(CBT-I)について説明し、不眠の背景にある思考や行動習慣に着目した改善方法についての概要をご紹介しました。
後半のセッションからは具体的な改善アクションとして、日々の睡眠状態を把握するための「睡眠日誌」の活用や、心身を落ち着かせるリラクセーション法、いびき対策トレーニング、環境や習慣を整える睡眠衛生のポイント、そして睡眠効率を高めるためのスケジュール法などを取り上げています。

セッション全体を通して、自分の睡眠の傾向を知り、日常生活の中で実践できる工夫を身につけることが、よりよい眠りにつながるという考え方をお伝えし、実践的な対策方法をご紹介させていただきました。また、セミナー内ではアンケートやクイズ、リラクセーション法の実践タイムなどを設け、座って視聴するだけの1時間にならないよう、皆様にもコンテンツにご参加いただきながら進行いたしました。
睡眠セミナー参加者のリアクション
セミナー当日は、84名の方にご参加いただきました。(アーカイブ配信の視聴者数は含まれておりません。)

アンケートでは、約80%の方がご自身の睡眠課題の改善を目的として参加したと回答されており、中にはご家族や同僚などの身近な人の睡眠の悩みのためにご参加された方もいらっしゃいました。セミナー後のアンケートでは、実践的な内容や医学的根拠のある内容についてなどの評価が高く、91.2%の方からセミナーに満足したと回答いただきました。
リラクセーション法への関心を挙げられた感想や、睡眠日誌を試してみたいといった感想のお声もあり、参加された皆様の行動変容につながるセミナーをお届けできたと感じています。
セミナー企画ご担当の寺西様からもご感想をいただいているので、ご紹介させていただきます。
健康施策ご担当の寺西様のご感想:
社内では任意参加で募集をかけているのですが、これまでの健康に関するセミナーへの参加と比べると、倍以上の人数の方に参加頂きました。非常に関心度の高いテーマであることを実感しましたし、より良い眠りを取りたいと感じている方、睡眠に悩みを持っている方が多いんだと感じました。
セミナーの内容については、社員に何か1つでも持ち帰ってもらえるものにできればと考えていましたので、具体的な内容や実践にうつしやすいものを盛り込んでいただくようお願いしていました。当社向けにアレンジしていただくなど、非常に柔軟にご対応頂き助かりました。お陰様で参加した社員からも内容が具体的で行動にうつしやすい、取り入れたいと好評でした。
おわりに
当セミナーの実施が健康施策の成果につながるよう、さくらインターネット株式会社の働き方や、従業員の皆様の関心を得られやすい内容を事前にヒアリングし各セッションをご提案させていただき、参加された従業員の皆様や、ご担当者様からもご評価いただきました。
また、アンケート結果を通して、睡眠課題へのニーズの高さや、ニーズがありながらも改善アクションが取れていない方も多くいらっしゃる現状が分かり、企業が従業員に健康施策を届けることの重要性も実感することができました。
ポケットセラピストでは、従業員の皆様の睡眠・メンタルヘルス不調・身体の痛みや悩みの改善を、一貫してご支援しています。理学療法士や心理士などの専門の医療職が、個人の症状の度合い、働き方、ライフスタイルに合わせて改善策をご提案し、提案後のフォローアップやセルフケアまでサポートします。
自社で課題となっている健康不調や、現状の施策に課題感を感じていらっしゃる際は、是非一度ご相談くださいませ。
さくらインターネット株式会社の企業・事業概要

さくらインターネット株式会社は、1996年創業のインターネットインフラ企業です。「さくらのクラウド」「さくらのレンタルサーバ」「さくらのVPS」などのクラウドコンピューティングサービスを、自社運営の国内のデータセンターから提供しています。「『やりたいこと』を『できる』に変える」の企業理念のもと、お客さまのご要望にお応えする多様なサービスを開発し、あらゆる分野に対応するDXソリューションを提案します。