「従業員とご家族の幸せのために」という理念からスタートした健康経営。その具体的な取り組みとは?

サンシン電気株式会社
社名
サンシン電気株式会社
事業内容
国内6社9拠点、海外2社4拠点、8社から成る「サンシングループ」の一社。グループはホールディングス、電子部品商社、経営・ITコンサルティング会社、光学部品メーカー、日本産ワイン等の販売会社、ICTマネジメント研究会など多様な業種から成り、幅広いサービスを提供。
設立
1966 年10月18日
資本金
8,900万円
売上高(単独)
40億724万円(2018年9月期)
従業員数(単独)
35名
事業所
本社(東京)、関西営業所(大阪)、名古屋事務所、福岡事務所
URL
http://www.sanshin-ele.com/sanshin/

お話を伺った方

この度は、サンシン電気株式会社管理部の真船さま、加藤さま、奥田さまにお話を伺いしました。

事業内容について教えてください

電子部品の製造・販売、電源の設計開発等を主軸としているサンシン電気 株式会社は、「サンシングループ」の一員です。グループは、国内6社9拠点、海外2社4拠点をもち、ホールディングス、電子部品商社、経営・ITコンサルティング会社、光学部品メーカー、日本産ワイン等の販売会社、ICTマネジメント研究会の多様な業種の8社で成り立っています。

従業員の健康課題に着目する理由

弊社はこれまで、経営者が強い意志を持って時流や時勢に囚われず、常に先駆的なCSRやESGを展開してきました。
その流れの中で、今後は従業員のライフスタイルの変化に合わせて、公私共に健康を維持しながら活躍できる環境づくりやヘルスリテラシーの向上が重要だと考え、具体的な取り組みに着手しました。

保健事業での課題を教えてください

6年ほど前に従業員の平均年齢が40歳を超えたことを機に、新たな課題が浮上しました。従業員の「ライフスタイルの変化」です。
そこで、従業員の健康づくりや、健康経営の取り組みへの模索が始まりました。「毎年の健康診断だけで従業員の健康に対する関心・意識は十分なのか?」「従業員にとって必要な健康情報を、会社から提供できているのか?」「育児や介護など、従業員のライフスタイルの変化に応じた環境・制度が十分に整っているか?」と具体的に考えるようになりました。

なぜポケットセラピストを導入したのでしょうか?

社長が、従業員の健康維持について非常に重要視しており、「運動習慣を身につけるように」と常に話しています。というのも、弊社の健康経営における課題が「不定愁訴・高ストレス・運動習慣」の3点と判明しているからです。
実は2016年10月に、協会けんぽの「健康企業宣言」を実施して「運動・食・禁煙」への取り組みをスタートし、2017年5月時「銀の認定証」を取得したのですが、2018年7月にアクサ生命の「行動変容アンケート」の結果で、これら3点の課題が判明しました。
運動習慣については、2017年から2年連続で取得した東京都スポーツ推進企業の認定を経て、東京都スポーツ推進企業取組事例集でも紹介された「階段の利用の推進」などで改善されていますが、まだまだ足りないと考えています。

平成30年度「東京都スポーツ推進企業取得事例集」に掲載されました。

ポケットセラピスト導入により期待していること

弊社は、リモート勤務やサテライト勤務といった柔軟な働き方を採り入れていますので、もともと病欠する従業員が少ない環境です。
そんな中、ポケットセラピストの導入で、従業員が自分自身の生活習慣や運動習慣を継続して振り返る機会を持つことが出来、会社もそれを可視化できると思うのです。
特に、会社で導入することによって定期的にデータ集計の結果を確認できるので「想定生産性向上額の可視化」、そして「従業員のロイヤルティ、ワークエンゲージメントの向上、ハイ・パフォーマンスの発揮」という点でも期待しています。

今後の保健事業含め加入者の健康増進施策の方針について

「従業員とご家族の幸せのために」ということが、健康経営の取り組みをスタートした際の会社としての経営理念です。
自分の都合にあわせて気軽に使えるアプリを導入することで、従業員が自主的に運動習慣を身につけることを目的にしています。また、従業員だけでなく、家族ぐるみでヘルスリテラシーの向上に繋がるよう考えています。
その結果、企業としても、定期的な集計により想定生産性向上額が上がっていくことを期待しています。

3年連続で「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」を取得しています。

最後に加入者に向けてのメッセージを一言お願いします。

健康経営への取り組みの一環として、「ポケットセラピスト」を導入しました。
このアプリには、身近なところから運動に取り組めるヒントがたくさんあります。デスクに座っている時や通勤電車で立っている時など、シーンに合わせて行える手軽な運動の方法や、目の疲れや頭痛などを和らげるセルフマッサージについての情報も得られます。

アプリには「健康掲示板」といった専門家に自由に質問できるスペースもありますので、身体の不調が気になる時は会社を通さずに気軽に相談できます。肩こり・腰痛など身体の痛みの改善や食育など、健康に関することでしたらジャンル問わず幅広く相談できます。
従業員とご家族のみなさんが、公私共に健やかであることが一番の財産です。各自が自発的に健康に活躍できる企業として、これからも健康経営に取り組んでまいります。一緒に健康づくりに取り組んでいきましょう。